概要

魔術(まじゅつ)とは、大気中に存在する魔素を利用し火をおこしたり水を生成したりする技術の事である。
これは人間が普段無意識的に放出している魔素とは別に、意図的に魔素を放出することによって実現している。
しかし、意図的に魔素が放出できるかについては個人によって違うため、魔術の行使ができるかは
魔素の意図的な放出が重要視される。


歴史

魔術がいつから実用的に利用され始めたのかは未だ不明であるが、遺跡や文献などから、少なくとも紀元前6世紀には
魔術の存在が確認できる。紀元前3世紀になると上下水道や湯沸かし器など魔術を用いて様々な物が開発・効率化された。
これを第一次魔術発展という。一方でこれにより、魔術が使える者の奴隷化や劣悪な労働環境など、問題もあった。
附暦50年には、単に生活の補助的な役割だけでなく攻撃魔術が発明され、野生動物の狩猟や大規模な露天掘りなども
行われるようになった。また、魔法陣もほぼ同時に発明され、上記で記した奴隷問題などは実質的になくなった。
魔法陣とは、魔法を自動的に発動する技術の事であり、現在では日常生活で用いるインフラのほとんどはこの魔法陣が
役割を果たしている。この魔法陣や攻撃魔法の発明がなされた事を第二次魔術発展と称す。
附暦250年にはある特定の魔術同士を組み合わせた複合魔術が誕生した。
これにより、いままで魔法陣のみで実現できていた温水の生成や攻撃魔法の多様化などが魔法陣無しでも使えるようになり、
魔術界に革新が起こった。これを魔術革命という。
魔術革命により各大陸主要国で魔法専門学校が設立され、魔法物理学や魔術学などが誕生し、魔術教育革新が起こった。
現在大規模な魔法専門学校が存在しているのは、シャール王国キロキザ王国?大アイクアス連邦?の三ヵ国である。
また、魔術への理解が深まったことにより魔法の杖の発明や非魔術行使者に対しての魔術訓練などが始まり、魔術訓練学校
魔術専攻の家庭教師も登場した。
5世紀頃になると空飛ぶ箒飛行艇などが誕生し、交通に大きな影響を与えた。(交通革命)
空飛ぶ箒や魔法の杖などは、内部に動物の骨や木材を用いて物質自体に魔素を宿らせ、使用者本人はあまり魔素を
使用しなくてもよい造りになっている。
その他にも魔素の量の差を感知し、記録する魔素検出型カメラが登場した。
8世紀半ばには、魔法陣を用いたテレポート魔法*1が開発された。これにより、箒や飛空艇を用いての国間の移動は
衰退を果たした。また、このことから各国に魔法省という政府機関が誕生した。これは、魔法を用いた
犯罪や不正行為の取り締まりやテレポート魔法を用いた移動の国営化による管理などを行う機関である。
テレポート魔法は魔法陣無しでも各個人での使用は物理的には可能であるが、セキュリティ的問題や不法入国など
様々な懸念点があるため、国際連携委員会ではテレポート魔法の個人的使用を全面禁止している。
また、箒は今でも旅人や若者に人気があり、近年では公式レースや専門店なども増えてきている。
飛空艇は、一部豪華客船を除きほぼなくなり、遊覧飛行が現在ではメインとなっている。

エストーラ・ナフォス*2が開発した最初期の飛空艇


◎附暦760年に建設された連邦立アイクアノ魔法学校

魔術の種類

魔術は主に攻撃魔法生成魔法修復魔法(記憶魔法)転送召喚魔法の四つの分野に分けられる。
ただ、生成魔法と修復魔法は同じ種類の魔法のケースとして扱われることもある。
この分野を総じて四大魔法群(三大魔法群)と称す。

攻撃魔法

生成魔法を応用した魔法。攻撃の基礎となる魔法を発動し、

生成魔法

大気中の魔素分子を集め、原子同士を結合させ新たな物質や気体を生成する。
また、発熱や冷却も原子の運動量を調節して発動させている。

修復魔法

魔素分子に物体の構造を記憶させ、破損した際に修復することのできる魔法。

転送召喚魔法

遠くの特定の場所に物を転送したり遠いところから召喚したりする魔法。

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Menu

地理歴史

言語

調査中

編集にはIDが必要です